碁盤の目のように、木を張り巡らした格天井。とてつもなく大きな富士山や、天竜川のペンキ絵を見ながら、おもわず、「し・あ・わ・せ」とつぶやく湯。
時は、昭和24年。戦後の焼け野原に突如として登場した、庶民から目白御殿と呼ばれた荘厳な建物。それが今も尚、当時の面影そのままに残る豊川浴泉。見上げれば、涼しげなやさしい風をゆっくりと送る扇風機。振り子は動かなくなったが、戦後からずっと時を刻み続ける柱時計。男湯、女湯に渡って描かれた中島盛夫画伯の風情豊かなペンキ絵。こころゆくまで浸からずにはいれらない、文の京の湯、ここにあり。
住所 | 〒112-0015 東京都文京区目白台1−13−1 |
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電話 | 03−3941−7856 |
定休日 | 月曜、金曜 |
営業時間 | 16:00〜23:30 |